野宮真貴バースデー・ライブ @ビルボード・ライブ 東京 & 大阪

 

野宮真貴さんのバースデーをお祝いするために、ビルボード・ライブ 大阪・東京の全4回を観に行きました。🍸✨

ビルボードに4回も行くわたしはセレブ🍸✨

でも本当はビルボードに4回行くために日々節約動画を見て節約してるニセセレブです。

最近ハマっている節約系 YouTuber は、節約おねえさんういういです。

 

野宮さんの今年のバースデー・ライブには、あのスーパースター✨がゲストで登場するので、ふたりの初めての共演を4回とも見逃したくなかったのです。

そして達成感のあまり発熱してしまい、今おふとんの中でこれを書いています。

※以下、演奏曲等のネタバレを含みます。

 

 

それではお呼びしましょう!

スーパースター✨ 志磨遼平!!

野宮さんの紹介でスーパースター✨が登場。

スーパースター✨は、モヘアでシースルーのトップスにレザーのパンツ、ストラップもつけてるのに、おっきいバックルの太いベルトもつけて、ワンストラップシューズ、そして野宮さんとおそろいで、ポリス帽を斜めにかぶって登場されました。チュールみたいな生地の太いリボンで帽子がずれないように固定されてます。

とてもお似合いです。

野宮さんもスーパースター✨も、めちゃくちゃかっちょいいです。

 

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野宮真貴さんInstagramより転載

 

何曲か、この曲をふたりで歌ってほしいな… と思っていたうちの1曲目がはじまる。

曲は、ピチカート・ファイヴ最後のアルバム『さ・え・ら ジャポン』から “キモノ 'kimono' ”

妄想どおり、ぴったりだわ!

キメッキメのおふたり。

間奏中はステージを右に左に闊歩して、スーパースター✨は、野宮さんのお客さまに敬礼と投げキッスでご挨拶。もちろん野宮さんとすれ違うときにも忘れずに敬礼🫡

フロントマンがふたりいるめちゃくちゃグラマラスなステージ✨✨

 

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野宮真貴さんXより転載

 

“キモノ” は野宮さんからのリクエストの選曲で、デュエット2曲目は、しまからのリクエスト。

 

 

 

まさかの…

 

 

まさかの…

 

 

 

 

 

“すてきなモリー

 

 

野宮さんが歌いだした瞬間、毛皮のマリーズの楽曲なのに、ピチカート・ファイヴと化す。

ピッタリすぎる……。

ということは、しまは小西康陽さんか……?

 

今回の共演は、アート・ディレクター信藤三雄さんが「野宮さんは志磨遼平くんと一緒に音楽をやった方がいい。」といつも野宮さんに薦めてくださっていたことから実現したそうです。

もちろん今回のように、ライブで一緒に歌うことも「一緒に音楽をやった方がいい」を実現したことになるが、信藤さんのこの言葉の意味が、野宮さんが歌う “すてきなモリー” を聴いてよくわかった。

つまり、信藤さんは「野宮さんは志磨遼平くんが書いた曲を歌ったほうがいい」とも言いたかったのではなかろうか?(フアンの都合のいい解釈)

いつか、志磨遼平プロデュースの野宮真貴の作品が世に出されることを期待しています。

 

そして、3曲目は、ゲストのスーパースター✨のソロで毛皮のマリーズ『ティン・パン・アレイ』より、“ 東京 ”。

野宮さんをとなりに立たせて、野宮さんのバンドで歌う“ 東京 ”。

(※野宮真貴さんのバースデーライブです。)

 

ビルボードライブ東京のステージでは、ギターソロでカーテンが開き、夜の東京をバックに歌う、これ以上ないシチュエーションでの “ 東京 ”。

(※野宮真貴さんのバースデーライブです。)

どうしても東京をバックに歌うしまを正面から見たくて、最後の 2nd ステージではこのときだけは思わず、席を立って正面から見える通路に移動して見た。(ビルボードの人ごめんなさい。)

 

上京してもうすぐ3年。

好きな人がいて、好きな場所がたくさんある東京。わたしにとってはあこがれの街だったのに、上京しても誰にも歓迎されず、去年は体調まで崩してしまい苦労が多く、今は正直東京の厳しさばかりを感じている。

そんなときにビルボードで “ 東京 ” を聴いて、わたしはしまの何を見てきてきたのだろうと思った。

東京に来たら、なにかが変わると思っていた。

でも、じぶんはじぶんで変えるしかない。

わたしも東京を好きになれるように、もうちょっとがんばってみようと思う。

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アンコールでゲストなのにお色直しして、再度登場したスーパースター✨

野宮さんはピチカート時代は曲ごとに衣装替えされてたそうです。特技:速着替え。

 

3月12日生まれの野宮さん。

そして3月6日(サム・クックの日)生まれのスーパースター✨

ベッキー、EXITのりんたろー。さんも3月6日生まれです。

 

アンコールのデュエットは、これまたスーパースター✨からのリクエストで、ピチカート・ファイヴの “三月生まれ” 。

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野宮真貴さんのXより転載)

 

今回のライブのデュエットは三曲三様だった。

“三月生まれ” は、デュエットの魅力である、男性ボーカルの声がソロのときよりカッコよく聴こえる法則どおり、しまの低音ボイスが男らしくカッコいい。 何度も聴いていたい。

他2曲のデュエットも思い出すと、前から思ってたけど、しまって地声の音域めちゃくちゃ広いなと思う。

デュエットでボーカリストとしての才能も発揮したが、1曲目の “キモノ” では立っているだけでカッコいいフロントマンとしての魅力が、2曲目 “すてきなモリー” では、プロデューサー、作家としての魅力があふれていた。

毛皮のマリーズのメジャーデビュー当時から、しまは(フアンの間で)フロントもはれるプロデューサー気質。つまり、野宮さんと小西さんをひとりでやれるバンドマンと評されていた。それが今までいい意味でも悪い意味でも色々あって、音楽劇『三文オペラ』、寺山修司の未発表作品『海王星』、そして映画『零落』の音楽監督を経て、しまの作家としての才能がどんどん磨かれていき、今のスーパースター✨がここにいるんでしょうけど、今回の野宮真貴さんとの共演は、志磨遼平の軌跡と才能がいいかんじにあらわれたステージだったと思う。

(※野宮真貴さんのバースデーライブです。)

 

 

お客さんが全員カメラ小僧と化す撮影タイムで撮ったベストショット。(順に3/9 1st→2nd、3/12 1st→2nd)

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ビルボードライブ東京のとても美味しいハンバーガー「東京クラシック」。

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ビルボードからの夜景撮ろうとして失敗した。

わたしの脳内今こんなかんじ。

#写真へたくそ選手権

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ただいまの体温:38.4℃

やっぱり東京は厳しいです。

おやすみ ぼくの東京

 

 

 

 

 

2022年のドレスコーズ。

 

 

寺山修司音楽劇「海王星の地方公演ではじまったドレスコーズの2022年。

 

音楽劇「海王星」ツアーのセミファイナル弘前公演のための今年はじめての旅、青森。

そして大千穐楽の名古屋も観に行った。

好きなバンドを追っかけて旅をして、その街の建築や喫茶店を訪れることができたのは、3年ぶりのことだった。

 

今年は東京のライブハウスでもドレスコーズのライブをよく観た。

5月渋谷クアトロでの「ドレスコーズ + betcover!!」と、8月のドレスコーズ + 柴田聡子 in FIRE」

それぞれのライブで、「エロイーズ」「聖者」のシングルリリース発表と初披露がされた。

 

そして、7月8日の恵比寿リキッドルームでのライブは一生忘れないと思う。

この日ほど、好きな人の顔を見られること、音楽をありがたいと思った日はなかった。

 

 

10月には約1年半ぶりにオリジナルアルバム

『戀愛大全』が発表されて、

11月になると「戀愛遊行」ツアーがはじまった。

 

ツアー初日、札幌 cube garden の2階席から本編最後の曲のフロアとステージの様子を見ていると、

ああ、ようやくドレスコーズのライブの、いつものあの感じが戻ってきたなあ、と思った。

 

2日目、仙台 CLUB JUNK BOX のチケットは整理番号1番が取れた。

最前列ど真ん中から見上げた “ナイトクロールライダー” を歌うしまのシルエットは、息を飲むほど美しかった。

このツアーでは、(瞬きするたびにこの瞬間すべてをスクショできて、死ぬまで脳内に保存できたらいいのに……!)と何度も思った。

 

岡山公演までは1週間のブランクがあり、その間に高円寺でポップアップショップ & 展示があった。せっかくの機会なのに、そのタイミングでワクチンを予約してしまっていて、副反応の発熱で観に行けなくて残念だった。

 

完全復活して向かった3日目の岡山 YEBIS YA PRO では、バンドの演奏(特に田代くんのギター)が、ずいぶん変わっているように感じた。もちろん良い方向に。

ライブ中の雰囲気も、札幌仙台よりも更にメロウになっていて、しあわせだった。

しまもMCもどんどん甘くなってゆく。

アンコールでのしまの言葉はもはやデザートのスイーツ。

 

4日目の福岡 BEAT STATION だけ、どうしても都合がつかず観に行けなかった。先行予約で全公演チケットを押さえて、ギリギリまで調整しようとしたけれど、観に行けず無念…

いつもここではしまは魔法が使えてるんじゃないかと思うくらい、素晴らしいステージが観られるBEAT STATION での今回のステージはどんなだっただろうか。

 

5日目 名古屋クラブクアトロ

どんどんすごくなる今回のツアー。

フロアいっぱいのお客さん越しにしまがよく見える特等席。

ミラーボールをお月さまにみたてて見つめながら “MAYBE” を歌うときのしまだけは、舞台女優のようだった。

 

かつてのしまは、そして毛皮のマリーズからずっとバンドが主役だった。わたしはずっと、毛皮のマリーズや、オリジナルドレスコーズ、または志磨遼平の物語を観ていたのだと思う。

ライブにしても、作品にしてもそうだ。

しかし、今年からどうもその感覚が変わったように感じた。

 

『戀愛大全』から、しまが主役ではなくなった。

 

『平凡』にしても『ジャズ』にしても、それぞれテーマはあれど、何度も聴きこむうちに結局はしまが自分のことを、そしてしまによく似たファンのことを歌っている作品のように感じた。

『バイエル』は特別な季節に作られた特別な作品で、だからこそしまや自分たちのそんな季節がスケッチされたような作品だったと思う。

 

『戀愛大全』は、誰かが主役の物語が10曲入っているラブソングの短編集だった。発売される前は、毛皮のマリーズの『マイ・ネイム・イズ・ロマンス』のような作品では?と予想していたが、『戀愛大全』の主役はしまではなかった。

 

音楽劇「海王星」のあとに作られた作品だから、そうなふうになったのかも… とも思ったけれど、音楽劇「三文オペラ」のあとの『ジャズ』はそうではなかったし、

ドレスコーズは今年、『戀愛大全』で新しいフェーズを迎えたのではないかと思う。

「戀愛遊行」ツアーを観ていてもそんなふうに感じた。

 

このアルバムとツアーが絶対似合うだろうなあと思っていた大阪・味園ユニバースでのセミファイナルの開場前に、ジュリアン・レヴィ監督と俳優さんたちが入っていくところを見た。

ユニバースに入ると会場後方にカメラが数台あった。開演前のアナウンスでも今日の公演が、映像作品になることが伝えられたが、今日ユニバースで撮影された一部の映像だけが、川崎での最終公演の映像に追加されるのだろうと思っていて、まさか大阪での公演だけが映像作品におさめられるなんて、正式に発表されても、まだ信じられない。

ずっと大好きな建築・味園ビルにあるキャバレー、味園ユニバースでの、いちばん好きなバンドのライブが映像作品になるなんて。

このツアーでは、何度もこれは夢なんじゃないか? と思ってしまう瞬間があった。

 

夢や、もうまぼろしになってしまったような、でも過去にコロナ前にわたしたちが確かに見ていた光景をドレスコーズはこのツアーではまた見せてくれて、それは「夢はかなうよ」なんて言葉で言われるよりも希望に満ちていたし、メッセージ性があるものだったとわたしは思う。

 

「戀愛遊行」という、セットリストのすべてがラブソングのツアー。恋愛や、誰かやなにかを好きでいることは何の役にも立たないし、それをやりすぎるとまわりに鬱陶しがられたり、否定されることもある。

でもしまは、絶対それを否定しない人。

 

しまがこのツアーのMCで毎晩、

「かなしい恋人たちも、しあわせそうな恋人たちも、なにかに夢中になったり飽きたりしているすべての人たちの、そのなにもかもがうまくいきますように」

と言ってくれるのが、とてもうれしかった。

 

ツアーファイナルの川崎 CLUB CITTA は、ものすごいライブだったセミファイナルの味園ユニバースに負けないぐらい最終公演らしい完璧なステージで、DVD にならないライブでそのときしか見られない奇跡が起こるというのは、オリジナルドレスコーズ時代からのあるあるだと思った。

比較的安定していたオトナメンバーに比べて、若きギターリスト・田代くんのこのツアーでの化け方は凄まじいものだった。

 

 

「戀愛遊行」ツアーのスペシャル版・番外編スペシャルのような「12月21日のドレスコーズでも、田代くんのギターはまた化けていた。

はじめて取れた恵比寿 The Garden Hall の最前列から観るステージのしまは、「戀愛遊行」ツアーよりも、バカラのシャンデリアよりもキラッキラで、しまのメイクもファンデーション変えた?てぐらいツヤっツヤで、めっちゃ肌きれいやった。(照明のせいなのかしら?)

 

「戀愛遊行」ツアーでは聴けなかった “ハーベスト” とケンゴ・マツモトのギターソロを聴けたのも、とてもしあわせだった。

 

しかし、音楽劇「海王星」から、「戀愛遊行」ツアー、そして「12月21日のドレスコーズ」と、さんざんラブソングを作って演奏した2022年の最後の曲が “愛に気をつけてね” なんて、わたしはどうすればよいのか。

 

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「12月21日のドレスコーズ」から数日たった12月26日に事件がおこった。

 

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「戀愛遊行」ツアーの最終公演でも、今年最後のライブ「12月21日のドレスコーズ 」でも発表がなく、ドレスコーズマガジンや出演したラジオでも今年1年さんざん匂わせられていたけど、詳細がわからなかったしまが音楽劇「海王星」直後に大量に曲を作ったお仕事が、モデル時代から20年以上好きな斎藤工主演竹中直人監督音楽志磨遼平(ドレスコーズ)主題歌ドレスコーズの映画『零落』で、しまもあほそうなフリーライター役で出演していて斎藤工と志磨遼平が共作で共演というとんでもないものだった。

 

大好きな味園ビル味園ユニバースでのいちばん好きなバンドのライブが映像作品になるとか、

モデル時代から20年以上好きな人が主演の映画の音楽を好きな人が担当して共作で共演とか、

うれしすぎてよろこびすぎてショック死しそうや😭

 

「愛に気をつけてね」ってそういうことやったんか!!

 

そんな2022年のドレスコーズ

今朝ドレスコーズマガジンから届いたしまのバースデー・メッセージには、もう2023 の文字が。(12月下旬にドレスマグは創刊され、わたしの誕生日はド年末のため、わたしのバースデー・メッセージにはもう翌年の年号が書かれてるのだ。)

目が覚めて、しまからのバースデー・メッセージを読んだらまたとてもしあわせな気分になった。(ドレスマグ読者は来年のお誕生日をおたのしみに)

2022年のドレスコーズ味園ユニバースの映像作品も、映画『零落』も観られるのは来年。

それを観るまでは死ねない。

 

来年もドレスコーズの作品やライブをたくさん観られますように ❤︎

旅の記録(仙台編)。

 

好きなバンドの全国ツアー2日目仙台。

午前中に用事を済ませて、東京駅から仙台行きの新幹線に飛び乗る。

時間がなかったので、通り道の東京駅構内のまい泉でお昼ごはんを購入。

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ヒレかつサンドがお昼ごはんで、あんバターサンドはデザートです。

どちらも安定のおいしさ。

最近新幹線に乗るときはいつもあんバターサンドを食べている気がする。

はじめて東北新幹線に乗る。日帰り仙台への旅。

東京発だと仙台のライブに日帰りで行けるという発見。

16時開演というのもナイス。(仙台駅到着後時間との勝負だったが。)

 

 

終演後、帰りの新幹線まで時間があったので、日曜日でも開いている喫茶店を検索。

仙台に来ると必ず訪れる喫茶店道玄坂」は、残念ながら日曜定休日だった。

 

検索してはじめて行った喫茶店がとても素敵な喫茶店だった。こんなお店が仙台にあったとは。

純喫茶「星港夜(シンガポールナイト)」という外観からとても雰囲気のあるお店。

お店の名前も雰囲気も異国情緒があって、さっき観た好きなバンドの今回のツアーのライブと最新アルバムにぴったりだと思った。

お昼に来ても素敵なんだろうけど、夜に来られてよかった。

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お店に入ると、なぜか英語で話しかけられる。

お店の名前からマスターがシンガポール出身なのかとか、そういう英会話サロン?的な喫茶店なのか、色々考える。

じぶんの英語力の限界と多少の不安を感じながら、メニューを見るとめっちゃ日本語。

ブレンドコーヒーの名前がおもしろい。

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しかもアイスコーヒーは、「愛すコーヒー」。

ネーミングセンス抜群。

また英語で注文を取りに来てくれたマスターに、「運命」というハードな名前のもっとこいブレンドコーヒーと、オリジナルティラミス「ダビンチ・クラシック」を日本語でオーダー。

「なんだ!海外の方かと思ったよ!」とマスター。

なんで???

じぶんでもめっちゃ日本人的な顔立ちをしていると思うのに、たまにこういうことを言われる。

 

コーヒーとティラミスが来るまでの間に店内をうろうろ探検したり、お客さんが書くノートを読んだりした。

お店の一角に三浦春馬さんの新聞記事や映画誌、三浦春馬さんにまつわるものが置かれた三浦春馬さんコーナーがあったり、ノートを読んでいると、たくさんの三浦春馬さんのファンの方が訪れているようだ。

どうやらこのお店で、三浦春馬さん主演の映画の撮影があって、このお店は三浦春馬ファンの聖地みたいになっているっぽい。

 

春馬とは上野でコートールド美術館展を一緒に観たのが、最後の思い出。(春馬が音声ガイド担当だった。)

春馬がこのお店で飲んだのは、「月の光」のブラックらしい。

 

そうこうしてる間にコーヒーとティラミスが届いた。

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「運命」という名のコーヒー。

 

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オリジナルティラミス「ダビンチ・クラシック」

 

ブレンドコーヒー「運命」、とてもおいしい。

“もっとこい” と書かれた「運命」を選んだけど、次に来たときは “すごくこい” 「無伴奏」を飲んでみたい。

営業時間もまちまちのお店みたいで、ここに来られたのも、マスターがいるときにしかできないティラミスを食べられたのもラッキーだったな。

じつはティラミスも大好物で、お店にティラミスがあれば必ず注文しているのだ。

おすすめのティラミスがあったらおしえてください。

 

カメラがいっぱい置かれた書斎の机みたいな一人席で、コーヒーを飲みながら夜の仙台を眺める。

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カメラに地球儀、バイオリンにマーライオン……。

色々なモノが飾られた店内。

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座った席の横にあった引き出しには、何かが入っていたり、入っていなかったり。

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もちろん、全引き出しを高速で開けたり閉めたりして中身をチェック。

 

新幹線の時間があったから、今回は40分くらいしか居られなかった。

何度か仙台に来たことがあるけど、こんなお店が昔から仙台にあったとは。(2回目)

ぜったいまた来たいと思う。

しかし、一部の情報によると、今年の12月で閉店するとかしないとか!?

お客さんが増えたら閉店しないとか!?

仙台の人や仙台に行く機会がある人は、ぜったい行ってみてください。

 

お会計をたのんだら、マスターが「せんろっぴゃくはちずーえんぐらい」。なぜかずーずー弁で、めっちゃテキトー(笑)。

5000円札を渡したら、「5,000円お預かりだから、さんぜんさんびゃくにずーえんぐらいのお返し。少なかったら言ってね。」と言われたので、

「少ない。」と言ってみたら(←関西人)

「えー!合ってるよ〜(笑)」

ちゃんと計算してるやん。(笑)

 

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また来られたらいいな。

またあのマスターに会いたいな。

 

 

帰りの新幹線で牛たん弁当。

ヒモを引っ張ったら蒸気が出てあったまって、あつあつを食べられるタイプのお弁当。

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牛タンも、添えられていたきゅうりのキューちゃんのちょっと辛いかんじのお漬物もおいしかった。

ツアー初日からお肉ばかり食べている。

 

仙台では、パン屋さんに行けなかった。

仙台駅にもずんだ系はいっぱいあったけど、パン屋さんを見つけられなかった。

行きの新幹線であんバターサンドを食べたからよしとしよう。

ティラミスも食べたしよしとしよう。

次の目的地でのこしあんパンとクリームパンに期待。

 

 

 

 

旅の記録(札幌編)。

 

好きなバンドの全国ツアーが始まった。

このために働いていると言っても過言ではない。

上京してからはじめての、東京発のツアー遠征。

札幌には、前の前の前のツアーから4年ぶりに訪れた。

 

夕方、新千歳空港に到着。

飛行機を降りた瞬間、服装をまちがえたことに気付く。そうだ、ここは北海道だった。

 

ホテルにチェックインして、全国旅行支援のクーポンを受け取る。

この「ほっかいどう応援クーポン」は、チェックアウトまでに使用するようにとフロントで説明を受ける。クーポンで帰りに新千歳空港でお土産を買おうとしてたのに。

部屋に荷物を置いてライブ会場に向かう。

 

終演後ライブハウスを出ると、夜の札幌はさらに冷え込んでいた。今シーズン初の、はいた息が白いを体験。

 

初日のライブハウス札幌 cube garden は、外にロッカーがあるから、開場前に荷物を預けられるのがよい。でも真冬のライブで上着を預けて開場前に並ぶのは絶対寒いし、風邪をひくのではなかろうか。道民は慣れているのだろうか。真冬じゃなくてよかった。2階席でよかった。

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そんなことを考えながら、ジンギスカン屋さんに急ぐ。

4年前友達におしえてもらった、ライブとおなじくらいたのしみにしていたジンギスカン屋さん。

ひとりカウンター席に座り、炭火の鍋があたたまるのを待つ。

4年ぶりだから、ラムとマトンのちがいもすっかり忘れてしまっていて、お店の人に教えてもらいながら、とりあえずラムを注文。

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やわらかくておいしいラム。

Mステのあいみょんがしゃべって歌っている間にひと皿ペロリと焼いて食べてしまった。

続いてはマトン。マトンは大人。

ラムよりクセがあるらしい。

でも、お肉が好きな人はマトンおいしいと言うらしい。

クセを気にしながらおそるおそる食べたけど、マトンおいしい!(←肉好き確定。)

ラムもおいしいけど、マトンのほうがコクがあるというか、なんというか、肉々しい。

マトンはあまり焼きすぎないほうがいいというお店の人のアドバイスを守ったので、MステのRADWIMPS が歌っている間に、マトン一皿完食。

ラムのあと、マトン→マトン→羊肉ソーセージ→マトンと、結局閉店時間過ぎてまで居すわり、マトンは3皿もたいらげた。

ここでしかジンギスカンを食べたことがないけれど、お店の人は「うちのマトンはくさくないってみんな言ってくれる。マトンにハマっちゃった?(笑)よかったら他のお店のマトンも食べ比べてね。」と名店の余裕。

マトンに夢中でマトンの写真は撮っていない。

そしてわたしの食べっぷりをほめてくれたとなりの男性客にワインを一杯ごちそうになった。

いつもはコーラやし(しかも瓶のコーラやった❤︎)、ひとりのときは飲まないけど、ジンギスカンに赤ワインもなかなか合うなと思った。大人になった。

 

ホテルに戻って、(ジンギスカンを食べたから)ちゃんと服にファブリーズ的なのをかけて、大浴場に行った。

全国旅行支援とか海外からの旅行客が戻ってきたからか、脱衣所も内湯も露天風呂も激混み。

細長い露天風呂は、インドの川みたいになってた。

大浴場目当てにこのホテルを予約したけど、客室数に対する大浴場の広さが足りてない気がした。

マスクのできない大浴場で各国のマダムたちがぺちゃくちゃ大声で盛り上がっているのがさすがにちょっと気になってしまい、たのしみにしていたけど、すぐに部屋に戻った。

だってまだ初日。ここで体調を崩すわけにはいかない。

 

部屋の内装はとてもよかった。

去年オープンしただけあって、メインのインテリアカラーは、ここ数年のトレンドのグレイッシュ系。

スイッチも最近よく使う神保電器の J-WIDE SLIM だった。

部屋に置いてるマグとか、タイガーのグレーのケトルもかわいかった。

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札幌2日目(※わたしの2日目。バンドの札幌のライブは1日のみ。)

11時のチェックアウト前に、10時開店の札幌三越でクーポンを使って化粧品を購入。

チェックアウトを済ませて、ホテルから北海道庁の北にある純喫茶「オリンピア」まで歩いて向かった。

道庁の赤レンガの庁舎は、改修工事中で足場がかかってて見られなかったけど、ちょうど紅葉している敷地内を散歩していたら、好きなバンドの “ハーベスト” という曲を聴きたくなった。

 

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純喫茶だけどお料理のメニューもたくさんある純喫茶「オリンピア」。たぶん、どれを食べてもおいしいタイプの喫茶店。でも創業当時からメニューはあまり変わっていないらしい。すごい。

お昼どきだったので、ビーフシチューとパンのセットを注文した。

厚切りのトーストめっちゃおいしい。

東京でひとり暮らしをしている部屋にはトースターがないので、喫茶店か、実家に帰ったときしかトーストを食べる機会がない。

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ビーフシチューのお肉もほろほろで、とてもおいしかった。

札幌ではお肉ばかり食べている気がする。

 

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デザートは、ザ・喫茶店なかんじのプリン。

好みのかたさがあるプリン。

カスタードが濃いめで、こちらもとてもおいしかった。

 

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1964年の東京オリンピックの年に生まれた純喫茶「オリンピア」。

インテリアも、地下に降りた店内の入り口から全部、どこをとってもとても素敵だった。

グランドピアノの上に飾られていた「美しい純喫茶の写真集」という本にこの、純喫茶「オリンピア」がいちばん最初に登場する。

 

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全国の美しい純喫茶が掲載された写真集を、思わずその場でポチッてしまう。

この本をこの夢のようなツアーのおともにしよう。ツアーで、この本に載っている純喫茶に何軒か行けたらいいな。

 

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純喫茶「オリンピア」は、通常土日は定休日だけど、11月12日は運良く月に一度の土曜営業日だった。

お会計をしてくれて、「また来てくださいね。」と笑いかけてくれた女性が今の、七代目のオーナーだろうか。

「(ぜったい)また来ます。」と応えてお店を出た。

わたしの好きなバンド、次のツアーも札幌は平日でお願いします。

 

 

この旅では、ご当地のパン屋さんで、こしあんパンとクリームパンを買おうと決めている。

札幌では、フォロワーさんに教えてもらったブルクというパン屋さんで、クリームパンとミニこしあんパンを買った。

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わたしは、和菓子があまり好きではなくて、粒あんも食べられないのだけど、こしあんだけはとても好きで、最近はじぶん好みのこしあんパンや、こしあんのお菓子をみつけることにハマっている。クリームパンにもあまり興味がなかったけど、とあるパン屋さんのクリームパンがとてもおいしくて、それ以来パン屋さんでクリームパンを見つけたら買って食べ比べている。

おすすめのクリームパン、こしあんパン、こしあんのお菓子があれば、おしえてください。

 

新千歳空港で、白い恋人六花亭のバターサンド、ROYCE のポテトにチョコついたやつ、じゃがポックルなどなど… おやつを3ヶ月分くらい買い込んで帰京。

北海道ってどうしてこんなにおいしいものばかりたくさん売っているのだろうか。

これらのおやつはイヤなことがあったときに食べる用。じぶんでじぶんの機嫌をとる方法。

 

(→仙台編に続く。)

 

 

 

 

 

 

 

作品のうらにある物語が好きだ。

 

大阪に帰省すると必ず行く喫茶店がある。

若い夫婦が、金沢の名物純喫茶を移築して、去年大阪にオープンした喫茶店だ。

ひとつだけ残っていた割れたクリームソーダのグラスを復元したレプリカをわざわざ作ったり、庭から発掘したレシピで幻のプリンアラモードを再現したり、かたちも味も継承されていて、夫婦の喫茶店への愛を感じる。

自家焙煎しているブレンドの味も好みだし、丁寧な仕事もお店の雰囲気も大好きで、すっかりこのお店のファンになってしまった。

 

最近は、いいなあ… と思うお店や作品を、じぶんよりずっと若い人が作っていたり、若い人を尊敬することが増えたり、仕事でも若い人に教える立場になってきたりで、年を取ったなあ… と感じることが多くなった。(今、脳内でウルフルズの  “僕の人生の今は何章目ぐらいだろう” が自動再生中…)

 

今日もそのお店に行って、今日はクリームソーダ(イチゴ)を飲んだあと、ブレンドを頼んだ。

カウンター席で、マスター(わたしよりずっと若い)が、丁寧にドリップするところをついつい眺めてしまう。

 

マスターがブレンドを持ってきてくれたあと、まだ背後に気配を感じた。

 

「あの… 聞いてもいいですか?」

 

… と、マスターにはじめて話しかけられたので、カップに近づけた手を止めた。

若い人と話すときは、いつも緊張してしまう。

 

「はい…」と応えると、

マスターにわたしの iPhone ケースを指しながら、

 

「この絵って、切手にもなってますか?」

 

と聞かれた。

 

「切手になっているかどうかはわからないですけど、3年前くらいに中之島クリムト展やってて、巡回もしてたので、そのときに切手になってたのかもです……。」

 

と答えると、

 

「あっ、ちょっと待っててください。」

 

と言ったマスターが、裏に行って、戻ってきた。

消印のついた丁寧に切り取られてとってあった切手を見せてくれて、(こういうところも丁寧だし、こういう人だろうなあ…)と思った。

切手は2019年のもので、クリムト展を記念して作られたものではなく、予想は外れたけど、

 

クリムトさんて方が描いたんですね……。いい絵ですよね。」

と言ったマスターに、ググったクリムトの絵をいくつか見せながら、

「このケースの絵とか、この時期の絵は金箔が散りばめられてて、“黄金の時代” って言われてて、女性の絵が多いですけど、クリムトは結婚してたことはなくて、でも絵のモデルの女性とはみんな関係があって、最高15マタくらいしてたらしいです。」

と言うと

「すごい… めっちゃモテるいい男だったんですね。」

「いや、そうでもないんですよ、全然イケメンじゃないしハゲてるんですけど、ハハハ…」

 

↑ わたしのコミュニケーションスキルでは、若いマスターとの会話は、ハゲのところで終わってしまったけど、マスターが「いい絵ですね」と言ってくれた『接吻』に描かれているエミーリエちゃんは、クリムトのなかでも特別な存在だった。恋多きクリムトだったけど、エミーリエちゃんがモデルの作品がいちばん多いし、クリムトの最期の言葉が「エミーリエを呼んでくれ」だったくらい。

エミーリエちゃんはクリムトの死後、クリムトとの手紙を全部処分して、2人だけのものにしたらしいし、エミーリエちゃんにとってもクリムトは特別な存在で、クリムトの死後は生涯独身を貫いたらしい。…… というところまで、マスターに話したかったよ。

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そういう物語が、作品の裏側には描かれていて、そんな物語を展覧会や本で読むのが好きだ。

 

オリジナルドレスコーズの作品にも、あの4人のバンドの物語があって、

もうすぐリリースされるドレスコーズのアルバム『戀愛大全』は、10個の恋愛の物語が描かれているけど、そのアルバムの裏にある、今この時代と、作家の、なんでこの作品ができたのかという物語も、未来に遺ったらいいなと思う。アルバムたのしみだな。

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オリジナルドレスコーズ

 

今日は札幌タワレコでのインストアイベントだった。

写真見たけど、しまやせた?

 

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金沢の名物純喫茶の庭から発掘した幻のプリン・アラモードの復元

 

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夏に飲んだクリームソーダドレスコーズ『聖者』のジャケ

 

 

 

 

 

 

 

 

珈琲とたばこ。

 

東京の人は、どこでたばこを吸っているのですか?

東京に上京して、たばこを吸える喫茶店が激減していることに、おどろいた。

新宿の名物喫茶、らんぶるさえも、まさかの全席禁煙。あのらんぶるが全席禁煙。

かつて喫煙席だった1階席は閉鎖。あの大空間の地下席のみ、コロナ感染対策のため、間隔をあけて座るようになっている。お客さんが入れる数がコロナ前の半分くらいになってしまって、土日はいつも、らんぶるの前には入店待ちの行列ができている。

昼下がりの日差しが入ってくる、らんぶるの1階席、大好きだったなあ。

 

東京で、たばこを吸う友達とお茶をするとき、一体どこに行けばいいのだろうか。

去年セブンイレブンで買った『東京の喫茶店』というムックを読むと、コロナ以前は喫煙可だったはずの好きな喫茶店のほとんどが、全席禁煙になっていておどろいた。

あのダンディズムの象徴みたいな有楽町のストーンも、高円寺のネルケンも、吉祥寺のゆりあぺむぺるも、神田エースも全席禁煙なんで???

上京後わたしが確認できた現在も喫煙可能な喫茶店は、神保町の神田伯剌西爾と、下北沢のトロワ・シャンブルと、新宿のカフェ アルルぐらいだと思う(※ 235調べ)。

 

世知辛い。喫煙者の人、気の毒すぎる。

東京は特に喫煙者の人、虐げられてる感ある。

大阪はまだもっとたばこOKなお店あるよ。

 

東京の職場には、フロアに喫煙ルームもないし、ビルの敷地内に喫煙スペースもないことに、去年の出社1日目で気づいた。

喫煙者のひとりに、どこでたばこを吸っているのか聞いたら、お昼はたばこが吸える定食屋さんでいつも同じお店でランチしているらしい。そして、昼休み以外のたばこタイムはどこかナイショの場所に消えていく。

在宅率が高かった時期はまだよかったけど、今年に入ってから出社が増えて大変やなあ、と思っていた矢先、事件が起こった。

近隣から本社に、路上喫煙をしてる人がいるとクレームが入ったのだ。(そりゃそうやろう…)

速攻、喫煙者の確認と、今後一切路上喫煙禁止!!と通達が出た。

でもなあ……、うちの会社だけにクレーム入っても、うちの会社以外のこのビルの人も吸ってるのになあ… とか、

絶対吸ってもいいたばこ屋さんのとこまで行ったら片道10分かかるしなあ…  とか、

20分以上抜けて休憩行かれたらこっちが困るしなあ… とか、

そもそも喫煙ルーム作ってあげてよとか、

思うところは色々ある。

4月からついてくれている後輩も喫煙者で、彼いわく、先輩喫煙者から伝えられたビル横の路上で肩身せまくこそこそたばこを吸っていたらしいのに、そんな肩身のせまいたばこタイムさえも取り上げられてしまって、気の毒すぎる。

それ以降、たばこ休憩ができなくて彼は明らかイライラしているし、

でもやさしいコだから誰にもあたることなく我慢してるし(泣)、

「やっぱりもう禁煙しないとだめですよね(泣)」て涙目になってたし、

むずかしめのプランを渡してしばらくすると「すーはー!すーはー!」と、明らかに過呼吸一歩手前の症状になってしまってたし、

彼の仕事のパフォーマンスが落ちてしまうと、わたしも本当に困る。

もし、コーヒーとチョコレイトを取り上げられたら、わたしはまったく仕事ができなくなる。

休憩のしかた、嗜好は人それぞれなのに。

そういうのもみとめあうのが多様性じゃないのでしょうか?

 

ほんと世知辛い世の中だわ。

東京のこういうところはナンセンスでキライ。

ドラッグみたいに違法なわけじゃないやんか……

こんないっさいがっさい禁煙にしてもええことないよ……

 

マナーも大切やけど、たばこも文化だと思う。

たばこがなかったら、存在しなかった芸術作品、たくさんあると思う。

太宰も芥川もたばこ吸ってたやん。(あかんもんも吸ってたけど…)

たばこで生まれる風情や情緒もあると思う。

もうこれ以上、東京の人からタバコを取り上げないでください。

禁煙反対。

 

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茶店のマッチコレクションの一部

 

音楽とクリームソーダがあれば、そこはすてきな夏。

 

11回目の夏が来た。

今年は、観測史上最も暑い夏らしい。

東京も大阪も暑い。

もう、喫茶店とライブハウスにしか行きたくないので、クリームソーダを飲みながら、おとといの渋谷クアトロでのライブをふりかえる。

 

1曲目。しまのサングラスと田代くんのギターが夏らしいわね、と思ったけどふたりとも革ジャン。ロックンロールの人は夏でも革ジャン。

2曲目。夏に聴く冬の歌 “スーパー、スーパーサッド” 。

3曲目は、あの小野田少尉がモデルでもある夏の曲。2nd シングル『トートロジー』のB面でアルバムに入らなかったけど、何回再生したかわからないくらいとても好きな歌だ。

トートロジー』がリリースされた9年前の夏、しまはキャンペーンで全国を飛びまわっていた。その頃はまだ radiko のエリアフリーがなかったので、京都まで α-station の生放送を聴きに行った。(同じ関西なのに大阪では α-station が入らないのだ。)

あのとき京都でしまがかけてたサングラスは、おとといの 1曲目でかけてたのとおなじかしら?

トートロジー』がリリースされたあの夏も、ドレスコーズに夢中すぎて好きすぎて、色々思うことがあった。色んなことがあった2回目の夏。

 

4曲目、5曲目と、歌モノが続く。

柴田聡子 in FIRE との対バンならではのセットリストだと思う。

betcover!! のときとはぜんぜん違うツーマンライブ。

お呼びするバンドによってぜんぜん違うステージが観られるのがおもしろい。

しまも言っていたけれど、20年前に書いた歌詞も、7年前に書いた歌詞も、同じことを歌っている。音楽家としての成長や、バンドとしての変化はものすごいけれど、それは志磨遼平という人が変わらないでいてくれる記録だと思う。

そのくらい志磨遼平という人間性は、しまの歌詞にあらわれていると思う。

 

“ベイビー・モートン” のギターのイントロが聴こえた瞬間、ここ数週間の不機嫌が吹っ飛んだ。

まさか聴けるとは思わなかった。

 

 

 

ドレスコーズがデビューした10年前の夏、しまは「ぼくらは、バンドの誕生からすべて見せます。」と言っていた。

その言葉通り、オリジナルドレスコーズの誕生から終わりまでぜんぶを見せてくれた。

初の日比谷野音ワンマンも、4人のドレスコーズでのラストライブ豪雨の OTODAMA も夏だったね。

もちろんあの4人だけにしかわからないこともあるし、その後のそれぞれのドレスコーズにもメンバーだけで過ごした時間があるけれど、わたしはどのドレスコーズもずっと見てきた。

 

 

去年の夏も今年の夏も、この国はどうかしていると思うし、息苦しい。

去年の夏は史上初の1年遅れのオリンピックが開催され、ドレスコーズは緊急事態宣言発令中のフジロックに出演した。

長引くコロナ禍や、強行されたオリンピックとか、人々の色んなモヤモヤの矛先を表現者に向けられていたような気がして苦しかった。おかしな雰囲気だった。

 

そして今年の夏はライブの日に戦後最悪とも言える事件が起こってしまった。そしてその後の情勢にも、暑さ以上にうんざりしている。

しまにあんな顔させんなよ、ってホントに今でも腹ただしく思う。でもその怒りはどうすることもできず、自分で飲みこむしかない。

7月8日でのライブでも歌わなかった “ピーター・アイヴァース” のあの部分を、おとといのライブでもしまは歌わなかった。

まあそうなんだけど、しまの歌詞は毛皮ちゃん時代からブッソウなのも多い。

10周年記念すべきデビュー曲 “Trash” も、今は歌いにくいと思う。コルトガバメント

5月の betcover!! のときにハルヲのベイスでひさしぶりに聴けてよかった。

おとといのしまは自らお口チャックのようなかんじて口をふさいでいた。

 

ドレスコーズとのどの夏もわたしは一生忘れられない。

楽しかった思い出も、胸がつまるような想いもぜんぶ、上書きされずに頭と心に蓄積されてゆく。

11回目の夏も、大好きなライブハウスでドレスコーズを観られて、新曲も聴けて最高にしあわせ。

 

サマーチューンとクリームソーダがあれば、ここはすてきな夏。

冬でもクリームソーダ飲むけどね!

 

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