渋谷クラブクアトロで、ひさしぶりにライブハウスでライブを観た!
上京してはじめての東京のライブハウスで観る対バン!
東京に来て1年ちょっと経ってようやく、仕事終わりにライブハウスに寄ってライブを観て帰るという念願がかなった!!
テンション高いままの即日レポートです!
ネタばれアリアリなので、配信これから観る人は読んだらあかんで!!
新生(←しまいわく)ドレスコーズの対バンシリーズ第一弾の対バンはbetcover!!
対バンシリーズ第一弾の
先攻はbetcover!!
まったく前情報もなく、なにも調べずはじめて観たbetcover!! は凄かった……。
メンバー登場シーンの5人のシルエットがカッコいい。出てくるだけでカッコいい……。佇まいカッコいい……。カッコいいバンドの条件、いきなりクリア。
はじめて彼らの演奏を聴くのだけれど、せーの!の1音目から圧巻……。
爆音でうねってて、グルーヴが凄い……。
聴いた瞬間鳥肌が立った……。
音圧がすごい……。
そして、歌がはじまった瞬間の印象。
フロントマンは俳優。
セリフを言うように歌う人。
ギターも弾いてサックスも吹いてめちゃくちゃ倍音…倍音…倍音(←凄い……。)
めっちゃ演奏もするけど、演奏も演技に見えるような、めちゃくちゃ俳優。
何見て何聴いてきたらこうなるんや?
何歳なんや?ほんまに平成生まれなんか?
ショーケンが好きなんか?
たぶんお若いバンドなんでしょうけど、本当に何年も一緒に演奏してきたようなグルーヴに、フロントマンの人のひとり芝居のような歌をのせる劇。
そういえばメンバー全員スーツでカッコよかったな。フロントマンはダブルのスーツめちゃくちゃ似合ってた。鍵盤の方がファラオ光に似てててカッコよかった。(←ファン)
betcover!! のライブが終わると、凄すぎて、満足感と疲労感で、(うむ……)と何かに納得して、帰りそうになった。
次にドレスコーズが出てくるの一瞬忘れてしまうくらいだった。
しまが呼んだ人らやもん。そりゃめちゃくちゃ凄くてカッコいいバンドやわ。
それにしても今までのドレスコーズの対バンでいちばん衝撃的やった気がする。
マスクの下はずっと口があいてた。
こんなバンド観たことなかった。
そして後攻のドレスコーズ!!(←マネして!!をつける)
今朝目覚めた瞬間、今日のギターは田代クンで、ベイスは山中治雄だなと、ぴーん!ときた。
これは女の勘とかではなく、たぶんバイエルのツアーを観て、田代クンギター、山中治雄ベイスのドレスコーズを観たいなとずっと思ってたただの願望。
ステージの転換のとき、ハルヲのアンプが出てきて、あっ、ヤバい…… と思ってたら、田代クンがスタスタ出てきてセッティングをはじめて、ハルヲも出てきて思わずちーちゃんにメール。
ハルヲやっぱり背高いわ足長いわ……。クアトロのステージの天井がめっちゃ低く見える。
サングラスマスクの人も出てきてドラムのセッティングはじめて、角刈りは隠せてないので(ビート)さとしくんやな、と一瞬でわかった。
そんなこんなでドレスコーズのライブが始まった。(←展開の書き方雑)
そういえばライブが始まる前と転換のとき Naked City が会場で流れてて、今日の対バンにぴったりだった!
今日は本当にドレスコーズのセットリストがヤバかった。じぶん好みでもあるけど、betcover!! の対バンのセットリストってかんじ!
01.ニューエラ
まさかの “ニューエラ” はじまり!
でも、すぐに納得の選曲。
完全に betcover!! のサウンドに対抗した選曲。
攻めてる。しまの気合いを感じる。
田代クンの “ニューエラ” のギター、めちゃくちゃイイ!!凄い……。 betcover!! は4人のグルーヴにのってフロントマンの人が好きにやるのがいいかんじやったけど、今日のドレスコーズでは田代クンがその役割か。今日も好きにガシガシ弾いてて、不穏な音色も穏やかな音色も奏でてて、めっちゃよかった! ハルヲがすごく大人に見えた。めっちゃいいじゃん!(←東京かぶれ)今日のドレスコーズ!!
そしてやっぱり “ニューエラ” は凄い曲だな。壮大。
02.Trash
渋谷クアトロに来たのは 2013-2014 の年越しイベントでのオリジナルドレスコーズのライブ以来だった。
年が明けてライブがハネたあと、メンバーとわきゃわきゃお話できて、しまが帰りぎわに「今年はいろいろやるから楽しみにしてて!」って言ってて、その年は毛皮ちゃんのオールタイムベストアルバムが出たり、レコード会社移籍したり、夏に初の日比谷野音でのワンマンライブがあったり、しまひとり残してオリジナルドレスコーズのメンバー全員脱退したり、本当に色々あった。
そんなオリジナルドレスコーズのはじまりの曲、“Trash” 。あれからもう10年か……。
ハルヲのベイスはベイスであってベイスじゃない。
ハルヲは歌うようにベイスを弾く。
そんなメロディアスなハルヲのベイスが本当に好きだったな。今も好きだ。
ハルヲのベイスで2曲目でもう泣いてた。
03.Ghost
オリジナルドレスコーズ最初で最後のE.P. に入ってる曲、“Ghost” 。そういえば、betcover!! も “幽霊” という曲をやってたと思う。
ハルヲの低音のコーラスめっちゃエロい。
ハルヲのベイスめっちゃ踊れる。
そういえば、あの頃急に「ダンスミュージックの解放」とか言われて戸惑いましたよね。
04.りびんぐでっど
菅田将暉さんにプレゼントした “りびんぐでっど” 。おっ、こっちも俳優やん。
そういえば、betcover!! のフロントマンのダブルのスーツに合わせたのか、しまの今日のステージ衣装もダブルのスーツだった。betcover!! のフロントマンはちゃんとシャーツ着てたけど、しまは素肌にジャケットで乳首チラつかせてた。素肌にサスペンダーもしてた。チラッと見えた。
ハルヲはチャラい柄シャツ着てた。チャラかった。髪伸びてさらにチャラかった。
田代クンは、バイエルのときみたいなのも今日の衣装もよく似合ってた。黒髪になって前髪もできててかわいかった。
“りびんぐでっど” の田代クンのギターも凄くよかったなあ……。
05.恋の歌
ピアノのイントロで “さよならベイビー・ブルー” かと一瞬思った。
去年の12月は渋谷で松雪泰子さんと山田裕貴さんの歌声で何度も聴いた曲をしまの歌声ではじめて生で聴く。
しかも田代クンのギター、ハルヲのベイス、ビートさとしのドラムでってのが凄い。そのなかで通常モードで弾いてらっしゃる中村圭作さん。
しまにとっては畏れ多いかもしれんけど、しまが書いた歌詞っぽいし、ドレスコーズの曲っぽいし、完全に持ち歌。
06.カーゴカルト
音楽劇「海王星」で、那美さんが華麗にダンスする “毒薬の歌” のときにいつも思い出していた “カーゴカルト” 。
“りびんぐでっど” からここまで3曲、演劇コーナーってかんじやった。
ハルヲが踊りながら弾いててチャラかった。
『ジャズ』って凄いアルバムやなあって改めて思う。
(すでに3000字超えてるみたいなので、次!)
07.エロイーズ(新曲)
「新曲やります!」と言ってはじまったこの曲。
ウワサのシャンプーのCMの曲!CMで流れてたサビだけでも一回聴いたらおぼえる名曲なのですぐわかった。
アンコールで、「今日シングルで出します。」(明日5月20日午前0時の日付け変わった瞬間)と、いきなりのお知らせ。
シングルのレコーディングメンバーも気になる木。
08.Mary Lou
まさか今日聴けるとは思わんかったかった。
毛皮ちゃん時代からめちゃくちゃ好きで特別な曲なんですが、
今日のセットリストとか音楽劇「海王星」の曲とか、これらを全部この人が作ったんかと思うと、信じられん。キャリア通して天才すぎると思う。色んな曲作れるなあ、全然タイプの違う色んな曲がいっぱいあるのにこの人が作る曲は全部好きになるのはなんでなんやろう。
新曲のエロイーズって女の子の名前なのかしら? もしそうだとしたら、女の子の名前のタイトルが2曲続いたね。
「エロイーズ」ググってみたら、修道女で作家で学者のめちゃくちゃ知的な女性だった。
(後日追記↓)
Mary Lou ちゃんのモデルが『椿姫』だったように、エロイーズちゃんのモデルはフランスの修道女・エロイーズやったんか!!!!と一瞬思ったけど、ツーマン翌日のラジオを聞いたらちがうようだった。FM802 DJ の深町さんは修道女エロイーズや、恋人のピエール・アベラールとの往復書簡のお話をして下さったけど、しまは知らんかったぽかった。
しかし、知らなかったとは言え、こうやって修道女エロイーズの話とリンクしてしまうところがおそろしい。しまってそういうとこあるよね~。
修道女エロイーズの本も読んでみようと思う。ほんとしまの音楽のこういうところもおもしろいし好きだ。
それにしてもしまの書くラブソングのハッピーな曲の割合の低さよ……。
09.ぼくをすきなきみ
東京に引っ越してから、毎朝『バイエル』を聴くので、毎日聴いている曲。
「コーヒーのおかわりは どう」てとこが特にすき。
10.愛に気をつけてね
歓声とかはまだあかんのかもやけど、フロアいっぱいのお客さんとか、みんなの手が上がってたりとか、拍手手拍子とか、元気なライブハウスが戻ってきたなと思う。
またしまが客席にDive しちゃったりする日が戻ってくるのかな、40歳をむかえたしまのフィジカルな衰えがどうなのか気になるけど、まだだいじょうぶだと思います。
11.HEART OF GOLD(アンコール)
ひさしぶりのライブで聴きたかった曲。
さとしくんのズッシリとした “HEART OF GOLD” のドラムもいいなあ……。
しかもハルヲのベイス、田代クンのギターでこの曲を聴けるなんて。
12.ピーター・アイヴァース(アンコール)
クリスマス・イヴの配信で、この曲の初披露のとき(あがた森魚さんとのラ・ママ)、「胸にヒット」のところで肋骨にヒビが入ったという小話を聞いたので、今日はだいじょうぶか、そこはヒヤヒヤしながらみたが、だいじょうぶなようだった。加減を知ったようだった。
あがたさんとのライブではじめて聴いた夜から好きだったけど、毎日聴いているこの曲を毎日どんどん好きになるこの好きの度合いは尋常じゃないと思う。
東京に引っ越した日に、中野サンプラザでの志磨万博は観たけれど、上京してから東京のライブハウスでライブを観たのは今日がはじめてだった。(『バイエル』ツアーは川崎 Citta がファイナル。)しかも東京の老舗のライブハウス。
今年はいっぱいライブが観たいなあ。
東京でたくさんライブが観たい。
いっぱいライブしてね!ドレスコーズ!!
以上、テンション高いままのドレスコーズ!!+betcover!! ツーマン即日レポでした!
2013→2014 のカウントダウンイベントでメンバーと写真撮ってもらった渋谷クラブクアトロの思い出のロッカー。
EGO-WRAPPIN' Ver. (1999年)よっちゃんいわく「イキってた時期」。渋谷クアトロは聖地。